「Ωが欲をはらむ時」のあらすじ&見どころ!
硬派な攻め(α)× α嫌いな強気美人受け(Ω)のドラマチックラブ・オメガバースBL本です。
「Ωが欲をはらむ時」のあらすじや登場人物、見どころについてご紹介します。
「Ωが欲をはらむ時」のあらすじ!
母子家庭で育ったオメガ(Ω)の周(あまね)。
オメガの母は病気がちながら大事に育ててくれたが家は貧乏で、オメガであることと周の際立った容姿から、周囲から差別を受けてきた。
ある日、周は外出先で初めてのヒート(発情期)を迎え、倒れてしまう。
たまたま通りかかったアルファ(α)の宗吾は周を家に連れ帰り、発情期間中、献身的に世話をする。
Ωのヒート中のフェロモンを前にしても本番をしようとしないαの宗吾をみて周は驚くが
実は、宗吾にオメガのフェロモンが効かないのには理由があった。
宗吾には番がいる事、そしてその番は既に亡くなっているのに宗吾が自分の意志で番関係を解除していない事がその理由だった。
周を放っておけず居候を提案する宗吾を、誰かの世話になりたくないと頑なに拒む周だったが
家に戻った周は、家賃滞納が原因でアパートを追い出されてしまい、結局、周は宗吾の家に居候することに。
フリーのオメガの周と、既に亡くなっている番のいるαの宗吾。
互いに相手が気になりながら寄り添えない2人の関係、その結末は・・・?
「Ωが欲をはらむ時」の登場人物
「Ωが欲を孕む時」に登場するキャラのプロフィールをご紹介。
生島周(いくしま あまね)
【受け・オメガ(Ω)】
金髪・青い目で非常に容姿端麗。
オメガの母とアルファの父の間に生まれるが、周が生まれる前に父は逃げてしまったため、父の顔も名前も知らない。
母とベータ(β)の祖母に育てられる。
容姿は外国人の父譲りだが、自分と母を捨てた父を憎んでおり、自分の容姿もαの事も嫌っている。
容姿が際立っていたこととオメガであることから、母子共に幼少期から差別を受け続けてきた。
働き過ぎで身体を壊してしまった母に代わり仕事を探そうとするが、オメガである事、学歴がない事から就職ができず窮する。
そんなある日突然ヒートを迎えて道端で倒れてしまったところをαの宗吾に助けられ、紆余曲折あって宗吾の家に居候するようになる。
宗吾に惹かれながらも、宗吾の心に自分はいないと思っており、苦悩する。
家事が得意。
意地っ張りで強気な性格。
荒尾宗吾(あらお そうご)
【攻め・アルファ(α)】
不愛想で口数少ないが、根は優しい。
甘党で家事全般が壊滅的にできず、周に「今までよく生活できていたな」と思われている。
5年前に番に先立たれたが番に操を立てており、自分の意思で番関係を解除していない。
「番がいるのにその相手は既にこの世にいない」という特異な状況から行き場のない欲を抑え続けてきた結果、あらゆる欲求がなくなってしまっている。
生前、番のオメガがヒートの度に苦しんでいたのを目の当たりにした事をきっかけに、
フリーのオメガのためのサロンを経営している。
「牙の折られた雄」のようなアルファとなってしまっていた宗吾だったが、
周と出会ったことで心境に変化があらわれる。
生島周の母親
オメガの女性。
アルファの外国人男性と結ばれるが、周を身ごもると男性は逃げてしまい、番の関係も結んでいない。
自分の母(周の祖母)の助けを借りながら周をシングルマザーとして育ててきた。
オメガという性別の為に職業選択が限られ、夜の仕事で家計を支えていたが、
無理がたたって身体を壊してしまい、2年前から療養所に入院している。
名なしのチンピラ
アルファの男。
周の地元で好き勝手あばれているチンピラのトップ。
目立つ周に歪んだ感情を持っており、何かと絡んでくる。
「Ωが欲を孕む時」の見どころ!
(星は、最大で5つ)
攻めの宗吾が死んでしまった番(つがい)の事を忘れられず、死後5年経っても相手を想い続ける。
欲求をぶつける相手がいないために欲を抑え続けるあまりαの本能が失われるほどの支障が出ていても、番関係を解除しない。
その硬派な攻めを見て、意地っ張りで可愛い受けの周が、自分に見込みがない事をわかっていながらも密かに想いを募らせるのが切ない!
クールな宗吾が、周を優しく包み込んで姫のように大事にするのも萌えポイントです( *´艸`)
最後はハッピエーンド♪
美人な受けで眼福、せつないストーリー、しっかり本番シーンもありと、しっかりポイントをおさえた作品です!