藤峰式先生・「有休オメガ」のあらすじ&見どころ!
エリート御曹司イケメン攻め(α)& おひとり様大好き受け(Ω)のクセが凄いサラリーマンカップル・オメガバースBL本です。
「有休オメガ」のあらすじや登場人物、見どころについてご紹介します。
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「有休オメガ」のあらすじ!
鈴谷明継は、オメガ(Ω)のサラリーマン。
「会社に行きたくない」という怠惰な動機から、会社に「ピルが効かないので発情期中は仕事ができない」と虚偽の内容を申告。
その甲斐あって1カ月に1度、発情期(ヒート)のため7日間の有休を取得する権利をゲットし「おひとり様有休ライフ」を満喫している。
有休を終えて出勤したある日、鈴谷は、別の課から異動してきた新人・古池祥太の教育係を命じられる。
クセの強い新人・古池に辟易しつつ、表向きは笑顔で何とかやり過ごした鈴谷だったが、待望の月1有休に入ったその日。
玄関のチャイムが鳴り、取り寄せた明太子が届いたと勘違いした鈴谷がドアを開けると、なんとそこにはあのクセ強新人・古池が立っていた。
「薬が効かない発情期は辛いと聞いたので、身体の相手をしに来た」
とムチャクチャな理由で押しかけてきた古谷だったが
発情期でないことがバレて会社をクビになることを恐れた鈴谷は、発情中のオメガを凄まじい演技力で演じる。
そして事件は起こる。
鈴谷が発情中と思いこんでいる古池は、鈴谷のうなじに噛みつき、番になったと勘違いしてしまう(※)。
「番じゃない」と言えば発情期でない事がバレ、会社にもバレる。
会社にバレたくなければ古池と番のフリをするしかない、という八方塞がりの状況に戦慄する鈴谷だったが
有休とウソを天秤にかけた結果、ウソを突き通すことを決意する。
1人の男の登場によってひっくり返った鈴谷の平穏な日常と有休ライフは、どうなる?
鈴谷と古池の気になる関係は・・・・・?!
※発情期中のオメガのうなじにアルファが噛みつくと、そのオメガとアルファは番関係になる。
しかし発情抑制ピルの効いているオメガは発情状態にならないため、うなじを噛んでも番にはならない。
「有休オメガ」の登場人物
「有休オメガ」に登場するキャラのプロフィールをご紹介。
古池祥太(ふるいけ しょうた)
【攻め・アルファ(α)】
鈴谷の課に異動してきた新人社員。
不愛想で、新人であるにも関わらず先輩社員に「・・・ッス」と返事するなど妙に態度がデカい。
「発情期中辛いと聞いて抱きに来た」という滅茶苦茶な理由で鈴谷の家に突然押しかけ、半ば強引に身体の関係を結ぶ。
鈴谷との関係を会社に暴露し、先回りして既成事実を作る手際の良さを見せるが、
行為中にかける言葉が妙にオッサン臭く、鈴谷に「悪いやつじゃないけどすごいバカ」と思われている。
実は貿易会社社長の倅(せがれ)で、すごいボンボン。
父親の会社に入る前に3年間好きにさせてほしいと願い出て、鈴谷の会社に入社した。
鈴谷明継(すずや あきつぐ)
【受け・オメガ(Ω)】
「発情抑制剤が効かないから」というウソをついて発情期(ヒート)の度に7日間の有休を取得し、
明太子とビールを買い込んで家で有休フェスを満喫するのが生きがいの怠惰なサラリーマン。
お気楽ライフをエンジョイしながら過ごすつもりだったが、
有休中に「発情中の相手になる」と押しかけてきた会社の新人後輩・古池の登場により、平穏な月1有休ユートピアに暗雲が立ち込め始める。
名俳優ばりの演技力でやり過ごそうとしたが、古池にうなじを噛まれてしまう。
番関係になったと勘違いした古池に本当の事を話すと会社に真実がバれてクビになるのを恐れ、嘘を突き通すことを決意する。
古池祥太の両親
息子の祥太の番である鈴谷を「玉の輿狙いの泥棒猫」だと思っており、結婚に強く反対している。
父:古池道隆(ふるいけ みちたか)
バース性は、アルファ(α)。
オメガ(Ω)が嫌いで、息子がオメガと番になるなどもってのほかだと考えている。
母:古池凛子(ふるいけ りんこ)
バース性は、アルファ(α)。
華道家元15代目という、由緒正しい家系の生まれ。
桐生明良(きりゅう あきら)
古池祥太の父の会社と関わりのある会社の息子で、古池とは幼馴染であり婚約者の関係。
ものすごいイケメン。
鈴谷にお金を渡し、古池の関係を清算させようとする。
斗真と付き合っていたが、会社の後継者であるという自分の立場と古池との婚約関係に責任感と覚悟を持っており、結婚するからと別れを告げた。
斗真(とうま)
バース性は、ベータ(β)。
売れないロックバンドのボーカリスト。
言動が荒々しく、上品な桐生と正反対のタイプ。
桐生とは、客としてライブに訪れたことがきっかけで知り合う。
桐生から「生きている世界が違う」という理由で別れを告げられるが、未だに愛しており、復縁したいと考えている。
「有休オメガ」の見どころ!
(星は、最大で5つ)
■ギャグ度:★★★★★
■攻めのクセがすごい度:★★★★★
■本番シーン濃厚度:★★★★
「番手当って出ますか?」の最後の方に出てきた鈴谷が主人公の本作。
ギャグ要素の強い「有休オメガ」に登場するキャラクターは、揃いも揃ってクセもの揃い。
オメガバースBLにおけるオメガ性はアルファに虐げられて好き勝手される立場として描かれがちですが、藤峰式先生の描くオメガキャラは、皆中々にしたたか!
オメガ性をうまく利用し、悪びれることなくサボリを謳歌する怠惰なサラリーマンの鈴谷と、
一見不愛想で無口そうなのに、口を開くとオッサン臭のすごい下ネタワードを連発する古池くんの漫才のような掛け合いは、真顔では読めません。笑
本番のシーンもガッツリです。
「運命の番に出会って感動的なハッピーエンド」で終わらない、ひとクセあるオメガバースBL漫画を読みたいという方にオススメな作品です!